武蔵小杉ブルーイルミネーション計画

「武蔵小杉ブルーイルミネーション計画」

~武蔵小杉をイルミネーション化して商店街・地域の活性化をはかろう!~

 私が育った中原区はここ数年、武蔵小杉を中心に飛躍的な発展を遂げている。
一方、地域の商店街関係者は『小杉駅近辺の大規模店舗のみが発展するのではないか』と、武蔵小杉の発展を嬉しく思うと同時に心配をされているのが実態だと感じている。

 そこで、自分なりの『地域・商店街活性化プラン』として、武蔵小杉で年に一度『新たな魅力を付け加えるイベント』を打つことにより、新たな集客スポットを創出し、そこに集まった人たちを近隣商店街に回遊してもらうというプランを考えてみた。

 イベントについてはいくつか考えてみたが、集客と街のイメージアップをはかるとすればイルミネーションがいいと思う。名付けて『武蔵小杉イルミネーション計画』である。

 イルミネーションカラーは何色でもいいのだが、本提案では、仮という事で川崎のプロスポーツチームである川崎フロンターレのチームカラー(青と黒)である青色とし、イベント名も『武蔵小杉ブルーイルミネーション』とした。

 イルミネーションは、商店街だけで実施しようとすれば多額なコストがかかる印象があるが、行政や企業の協力を得れば決して不可能ではない。実際に、都内では企業がスポンサーとなることで大規模なイルミネーションが行われる例が増えている。

 例えば、バブル世代には懐かしい表参道のイルミネーションも、一時中断していたが最近は企業スポンサーがつくことにより復活した(2013年:日本コカコーラ、2014:ネスレ日本)。

 また、中原区の近くでも、昨年は目黒川において日清フーズ株式会社がスポンサーとなった「Nakameguro青の洞窟2014」が開催され、多くの来場者を集めている。このイベントは、実際に中原区にお住いの方々の中にもいらっしゃった方もいると思う。

 「Nakameguro青の洞窟2014」に行かれなかった方のために概略を説明すると、中目黒駅近く全長500mの目黒川に、イタリアの観光スポット「青の洞窟」をイメージした、上記写真のような青のイルミネーションが設置されたものである。

 

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これは、好評というよりも『大好評』といえるものであり、『青く幻想的な光景』が大変な話題となり、混雑しすぎて、安全上の配慮から休日の開催が中止となったほどである。

 本提案は、基本的にはこれを二ヶ領用水や渋川が流れる武蔵小杉において誘致・実現をしようとするものである。目黒川と差別化するため、川だけでなく街全体をブルーに染める、更にパワーアップしたイルミネーションを行う事により、より一層魅力的なイベントとなり多数の来場者が見込めるだろう。

 もちろん、二番煎じという批判も出るかもしれないが、地域活性化に二番煎じも三番煎じもない。地域が活性化するのであればどんどん真似をすればいい。批判を恐れることなく、臆することなく真似をしようではないか。より多くの地域で真似をして、より多くの地域で成功できれば、日本全体の活性化にもつながるのだ。

 

企画内容について

 

「武蔵小杉ブルーイルミネーション」の具体的な企画内容としては、冬のボーナス商戦・クリスマスシーズンにあわせ、武蔵小杉駅前広場(東急線・JR線)、駅周辺の街路樹、商業施設(グランツリーなど)、商店街(駅前通り、銀座通り、法政通り、サライ通りなど)、二ヶ領用水・渋川などで、青色のイルミネーションを実施する。実施イメージは以下のようになる。

 

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基本的な考え方としては、都内などから武蔵小杉に来てもらい、散歩がてら近隣商店街を回遊してもらうものである。すなわち、新しくできた東横線武蔵小杉駅東口バスロータリー、JR横須賀線武蔵小杉駅バスロータリーやグランツリーなどの一帯をイルミネーション化。実施図にあるように法政通り商店街を歩き、目黒川のようにイルミネーション化した二ヶ領用水をサライ通商店街に向かって歩き、自治会館を抜け同じくイルミネーション化した渋川を歩き、サライ通り商店街を武蔵小杉に向かって歩いてもらう。

 

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 もちろん商店街だけでなく、駅周辺のマンション管理組合、近隣の町会・自治会、近隣で力を持つNPO団体や、駅周辺のオフィスビルにも協力を仰ぎ、各団体・企業の管理区域でも可能な範囲でイルミネーションを実施して頂くようお願いする。

 更に、期間中の特定日や特定期間に関しては、中原警察署や近隣皆様の理解が得られれば駅周辺の一部を歩行者天国化し、混雑緩和と回遊性の向上を図る。エクラスタワーの皆様はその特定日・特定期間は出入口にあるポールを外し右折ができるようにする。

 また、来客を回遊させる取り組みとして、写真のようにグランツリー正面や商店街の街路灯などに『推奨ルート』の案内看板やパンフレットを置くスペースを作り、商店街や二ヶ領用水・渋川方向に人の流れを誘導する。

 

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更に、地域一体の住民参加型のイベントとするために、11月下旬、暗くなる少し前の16時半ぐらいに写真の『コアパーク』で『オープンセレモニー』を大々的に開き、クリスマススタートアップイベントを行う。

 地元の近隣の幼稚園や学校、サクラノ幼稚園や今井小学校や上丸子小学校、下沼部小学校、東住吉小学校の子ども達による聖歌の合唱やハンドベルの演奏を行い、県立新城高校や住吉高校、市立橘高校の生徒による吹奏楽コンサート、更に本格的にするために洗足音楽大学にご協力を要請し、一般では中々聞くことができない声楽やバイオリンを専攻した音大生によるコンサートなどを開催する。

 

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式典終了後は音楽隊を先導にして結婚式のキャンドルサービスのようなイメージで、子どもたちや地元の商店街関係者がペンライトを振りながら、イルミネーション化したコアパークからグランツリーを経由して東横線武蔵小杉駅東口から横須賀線武蔵小杉駅まで歩く。

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 もちろん、商店街の収益を上げるのも目的の一つであるため、これを機に近隣商店街・商業施設に呼応したセール等の関連事業の開催を呼びかける。

 また、折角の機会なので川崎フロンターレとコラボし、その時でしか買えないオリジナルグッズを販売する。グランツリーやララテラスの外壁もブルーイルミネーションで装飾し、内部もブルーでまとめてもらい、クリスマスにはブルーのサンタクロースを登場させて盛り上げる。

 期間については11月中旬からバレンタインぐらいまでとし、開催時間については午後5時から遅くても午後8時ぐらいまでと短くするのと、近隣配慮の観点から思い切って日曜日はイルミネーションをやめることもあり得る。

 開催期間が決まれば、スポンサー確保のため関係者の理解を得て、訪れた人に渡すパンフレットの中に記載する権利だけを売るネーミングライツを行う。例えば、コアパークなら『東急パーク』(コアパーク)、『法政二高パーク』(コアパーク)などと、本来の名前と並列記載する。また、もちろん団体以外でも、個人の富裕層に買ってもらい『田中一郎パーク』等とすることも可能である。

 

期待される効果について

 

武蔵小杉といえば、品川駅10分、渋谷駅12分、横浜駅13分、東京駅17分という驚異的なアクセスの良さを誇っている。大規模なイルミネーションを実施すれば、都内から圧倒的な集客ができるだろう。

 早く仕事が終わったサラリーマンやOLが仕事帰りにブルーイルミネーションを見にきて、駅周辺の商業施設で飲食や買い物するだけでなく、回遊させることで商店街方向にも人が訪れるようになる。これを機に、工夫をすれば売り上げも更にアップするだろう。また、イルミネーション来場者の中には、武蔵小杉の街を気に入ってリピーターとなる人達が出ることも想定される。

 商業面ばかりでなく、ブルーイルミネーションの知名度が高まり、実際に訪れる人が増えれば、武蔵小杉エリア、ひいては川崎市・神奈川県の地域ブランドのさらなる向上につながることも期待できる。

 

実施について

 

川崎市のみならず、県行政としても最大限の協力を行うべきである。例えば、警察による警備、歩行者天国の実施、県立高校生徒によるイベント参加などには神奈川県の協力が欠かせない。また、市と県のコラボによる商店街活性化メニューの利用は必須であり、特にソフト事業に使える支援メニューを新規でスタートすべきである。

 

終わりに

 

今回、商店街・地域の活性化の具体策として『街のイルミネーション化』を提案させて頂きました。もし、今回の企画が実現した時には、近隣の高層マンションにお住いの皆様はミラコスタ(浦安の超有名テーマパーク内にある高級ホテル)に宿泊するがごとく『夢と魔法に満ちた夢の国のようにイルミネーション化した街』を毎日窓越しに眺める事ができようになるでしょう。

 もちろん、それが必ずしもお住いの方々のニーズに合致しているとは限りませんが、『武蔵小杉ブルーイルミネーション』は、武蔵小杉だけでなく、中原区・川崎市・更には神奈川県のブランド価値を更に上げるとともに、地域や商店街も共に発展していけるプランになると思います。

 

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【画像出典】
・Nakameguro青の洞窟2014:©掬茶from Wikimedia Commons
・六本木けやき坂:©Aimaimyi from Wikimedia Commons
・表参道イルミネーション:©PRS。from フォト蔵
・カレッタ汐留イルミネーション:©yulayula_k from フォト蔵
・実施図・ペンライトパレード図: OpenStreetMapから編集
・その他の写真は滝田こうとく事務所撮影